木版画は板に図柄を彫刻し 〔彫刻・芸術・雑誌〕
凸版法によってそれを刷り取る版画の方法およびその作品。
この板目木版の板材としては、日本では主としてサクラ、西洋ではツゲが使用される。
近年は合板を用いる作家も少なくない。
木版画は版画の形式としてはもっとも古いものであるが、その起源は容易には定めがたい。
というのも、シュメール時代のシリンダー・シールの例をまつまでもなく、凸版法によって画像を刷り出す方法は、きわめて自然発生的にいつどこにでも生じうるからである。
奈良時代に中国から伝来したようであるが、中国で初めて木版に画像が刻まれたのは唐時代といわれ、初期の例のほとんどは仏教に関連したものであった。
日本でも初期の作品は仏教関係のもので、今日に残る作例も少なくない。
中国では近代まで仏教・道教関係の挿絵程度にとどまったが、日本では平安時代後期に「扇面法華経冊子」の絵や「三十六人家集」の料紙装飾に雲母刷りが用いられるなど、重要な美術的手段として活用された。鎌倉・室町時代には木版手彩色の仏画も少なからず生み出され、また絵巻、草子、屏風などの絵柄や装飾などにも木版画がしばしば用いられた。
江戸時代に入ると、浮世絵の登場とともに木版画は急速な発達を遂げた。浮世絵版画の誕生は版画史上画期的なできごとであったが、絵師、彫師、刷師の分業形態を生んだことでも注目される。
この板目木版の板材としては、日本では主としてサクラ、西洋ではツゲが使用される。
近年は合板を用いる作家も少なくない。
木版画は版画の形式としてはもっとも古いものであるが、その起源は容易には定めがたい。
というのも、シュメール時代のシリンダー・シールの例をまつまでもなく、凸版法によって画像を刷り出す方法は、きわめて自然発生的にいつどこにでも生じうるからである。
奈良時代に中国から伝来したようであるが、中国で初めて木版に画像が刻まれたのは唐時代といわれ、初期の例のほとんどは仏教に関連したものであった。
日本でも初期の作品は仏教関係のもので、今日に残る作例も少なくない。
中国では近代まで仏教・道教関係の挿絵程度にとどまったが、日本では平安時代後期に「扇面法華経冊子」の絵や「三十六人家集」の料紙装飾に雲母刷りが用いられるなど、重要な美術的手段として活用された。鎌倉・室町時代には木版手彩色の仏画も少なからず生み出され、また絵巻、草子、屏風などの絵柄や装飾などにも木版画がしばしば用いられた。
江戸時代に入ると、浮世絵の登場とともに木版画は急速な発達を遂げた。浮世絵版画の誕生は版画史上画期的なできごとであったが、絵師、彫師、刷師の分業形態を生んだことでも注目される。
update:2010年02月25日
